皆様、こんにちは。
朝晩、涼しくなり、秋を感じさせる日々。いかがお過ごしでしょうか。
今回、弊社が使っている無垢板に塗る仕上げのワックス(天然塗料)のお話です。
弊社が今使っているのは、「アルドボス」という天然塗料。
*特徴*
室内の広葉樹環孔材(ナラ、タモ、栗、ケヤキ等はっきりした導管を持つ材)、広葉樹散孔材(サクラ、ブナ、カエデ、ウォルナット等堅木材)に適する透明浸透性オイルで撥水性抜群。シルクの様な光沢で木目を鮮やかに引き立たせます。また、木材に深く浸透し、酸素透過性を維持し木の呼吸を妨げない。
ドイツ規格(DINEN71part3)に合格していますので、幼児用製品、テーブルや食品に触れるものにも安心してお使いいただけます。
先日、完成したお住まいにも使用させていただきました。
こちらはナラの無垢の床材を使用。違いをご覧ください。
↓塗る前
↓1回目
↓2回目
塗装前から1回目は激変!白っぽい床かなーと思いきや、茶色っぽくなりました。塗料はほんのり茶色かかった透明なオイルなんですが、ナラの本来の色味が出ました。
1回目から2回目は艶感がグッと出て、節や木の層がはっきりと出ました。木の節々で塗料が入りやすかったり、入り難かったり。均等な色合いにならないことが逆に味わい深さを感じます。
ちなみにこちらは↓同じ塗料で塗ったパイン材になります。
塗料を塗る前の写真はないです。すみません。が!ほぼ同じ色味です。
パイン材は柔らかく白っぽいのが特徴です。加工しやすいので、家具や棚などにも使われています。ワックスを塗ることで、節がはっきり出て”ほわん”とした印象から”シャッキ”っとした印象になるんです。生で見ると全然違うんですよ。
個人的なたとえ話ですが、、、
いろんな人がいますよね。おめかしをして可愛くお化粧したり、スーツを着ておめかししたり。
木も同じように沢山種類があって、用途によって加工の仕方があって、それを引き立たせるために化粧をする。それが塗料だと思うんです。
既にワックスがかかっている床材もあります。
フローリングもあります。お手入れ楽で、艶々してるし、見た目もスッとして見えます。
無垢の板は、節々があり、木っぽいのが好き嫌いが分かれるかと思います。
ですが、味わいある床を造ってくれます。
自分たちが生活していく中で、気づけば変わっていく色合い。
それに気づけたときって素敵な瞬間だと思いますよ。
無垢の板に使う天然塗料のお話でした。
岩本
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