現場レポート

造作建具のこと

こんにちは。
寒暖差が激しい今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?
もうすぐクリスマス、そしてお正月。この間年が明けたと思ったら、もう年越しですね。早いっ!

 

今日は『造作建具』についてお話をします。
床や壁紙、照明などパッと目につくものはたくさんある中、室内建具も注目すべき点ではないでしょうか。どんなドアにしようか、それとも引き戸にしようか。小さな室内窓をリビングに付けたいな。リビングと和室の区切りとして大きな引き戸を付けたいな。などなど。建具は必ず目につくものですし、毎日開け閉めする使用頻度の高いものです。岩本工務店は既製品の建具も使用しますが、職人が手づくりした『造作建具』を使用することもできます。

既製品建具のメリットは、たくさんの種類があり、反りにくい。そして、すぐに取り付けられる点でしょうか。
デメリットは、数年経って隙間やいわゆる建て付けが悪くなつた時、調整することが出来ない事。部品交換をしなければいけないが、部品がない場合がある。そして、年月が経つと表面が色が褪せてきたり、接着材が甘くなり剥がれてくる心配があります。

造作建具のメリットは、デザインが自由に決めれますし、寸法も自由がききます。お客様の気に入った取っ手やノブなんかも取り付けることができますし、材質の種類も自由に選べます。部屋のイメージにあったデザインが可能ですので、他の人とは違う、自分だけの空間を造るのに造作建具はもってこいだと思います。
デメリットは、建具が反るなどして開閉しにくくなる点です。木は呼吸をしています。水分を吸ったり吐いたりしているので、落ち着くのに数年は時間がかかると思います。調整は可能ですが、ご容赦願いたい点です。

 

岩本工務店が施工させていただいた中から、いくつかご紹介します。
・和室の収納扉になります。DIYでお馴染み!?のシナベニヤ有孔ボードを使い遊び心を出してみました。体育館の壁みたいな引き違い戸で面白いですよね。

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・よく見てください。何か無いと思いませんか?…枠が無いんです!!
左の白の戸は引き戸。右の黒の戸はドアです。
施主様のこだわりの箇所の一つでした。枠を付けずに戸を付ける。枠が無いだけでスッキリと見えませんか?
ノブは施主様自ら厳選され、取り付けました。世界に一つだけの『建具』ですね。

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・リビングとの区切りとして。

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・クリアの塗装だけを施し、経年美を楽しむ建具。

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家と共に建具も経年変化してきます。
それもまた味わいのある風合いになるのではないでしょうか。

一緒に面白い『造作建具』つくってみませんか?

 

岩本

 

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